箱庭のお気に入り
ライセンス表記
This work is based on the PushSRD , developed , authored , and edited by CezarCapacle (https://capacle.itch.io/),and licensed for our use under the CreativeCommons Attribution 4.0 International license (https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/).
このゲームでは一部 SRD から仕様を変更しています。
規約
遊ぶ前に必ず利用規約に目を通してください。遊んだ時点で規約に同意したものと見なします。
準備
- 6 面ダイス(d6) : 1~2 個
- 記録できるもの
- 少しの想像力
イントロダクション
あなたは原始の時代を生きる小さな人間たちを見守る神様です。
普段は雲の上から彼らの生活 (狩り、 採取、 恋、 争い) をタロットカードで占い、 眺めて楽しみます。
しかし、 彼らがピンチの時、 あるいはあなたのお気に入りが困っている時、 あなたはダイスを握りしめ、 奇跡を起こして介入することができます。
このゲームに終わりはありません。好きなだけ小さな人間たちを見守りましょう。
必要なもの
- タロット
- 6 面体ダイス(d6)
1. 部族の創造
まず、 あなたの箱庭に住まわせる 「人間たち」 の特徴を決めます。以下のリストから 2 つ選ぶか、 ダイスで決めてください。
- 森の民: 木登りが得意で、 弓を使う。
- 平原の走者: 足が速く、 槍を使う。
- 洞窟の住人: 夜目が効き、 石器作りが巧み。
- 河畔の漁師: 泳ぎが得意で、 船を作る。
- 歌う民: 争いを好まず、 祭祀や芸術が得意。
- 巨人の末裔: 体が大きく、 怪力だが不器用。
2. ゲームの流れ
このゲームは 「1 日」 ごとに以下の手順で進みます。
① 観察(タロットを引く)
「今日は何が起きているかな?」 タロットカードを山札から 1 枚引きます。カードのスート (マーク) と絵柄から、 今日の出来事を読み取ります。
| スート | 出来事のテーマ | 具体例 (想像のヒント) |
|---|---|---|
| ワンド | 【情熱 ・ 闘争 ・ 狩り】 | 巨大な獲物を見つけた、 他の部族との小競り合い、 未知の土地への探検 |
| ペンタクル | 【生活 ・ 採取 ・ 工作】 | 木の実の収穫、 新しい道具の発明、 家作り、 冬支度 |
| カップ | 【感情 ・ 交流 ・ 祭祀】 | 焚き火を囲む宴、 恋の芽生え、 喧嘩と仲直り、 子供の誕生 |
| ソード | 【脅威 ・ 苦難 ・ 決断】 | 猛獣の襲撃、 疫病、 怪我、 厳しい寒さ、 仲間割れ |
| 大アルカナ | 【歴史的事件】 | 日食、 山火事、 英雄の誕生、 神 (あなた) への啓示 |
- 数字の大きさ: 出来事の規模や難易度を表します (A は小さく、 10 やコートカードは重大)。
- 正位置: 良い兆候、 順調なスタート。
- 逆位置: 悪い兆候、 トラブル発生。
② 運命の判定(人間たちのダイスロール)
「さて、 彼らは自分たちだけで上手くやれるかな?」
彼らの行動が成功するかどうか、 ダイスを 1 個振ってください。これを 【運命ダイス】 と呼びます。
- 5, 6: 成功! 彼らは自力で成し遂げた。「やるじゃないか」 と褒めてあげましょう。(次の日へ)
- 4 以下: 苦戦… 失敗しそうだ、 あるいは怪我人が出るかもしれない。
神様の選択
結果が 「4 以下」 だった時、 あなたは選べます。
- A. 見守る: 「これも試練だ」。失敗を受け入れさせます。彼らは痛みを学びます。(悪い結果を日記に書き、 次の日へ)
- B. 介入する: 「いかん、 お気に入りが死ぬ!」。 ③の 【奇跡の行使】 へ進みます。
③ 奇跡の行使(神様のダイスロール)
あなたは天候を操り、 動物を操り、 偶然を装って彼らを助けます。
あなたの手元にあるダイスを 1 個振ってください。
- 5-6 : 奇跡的成功!
- さりげない奇跡で彼らを助けられました。「間一髪で雷が猛獣を追い払った」 「転んだ先に薬草があった」 など。
- 4 以下 : 力不足…?
- まだ奇跡が足りません。このままだと代償付きの成功 (助かるけど家が燃えるなど) になります。
- あなたはここで 【もう一押し (力の注入)】 ができます。
【もう一押し(力の注入)】
あなたは追加のダイスを 1 個振り、 出目を合計できます。
- 合計が 5 以上 : 成功! 奇跡は成就しました。
- 合計が 7 以上 : 失敗! 親切は空回りしました。
- 力の注ぎすぎです! あなたの介入は強力すぎて、 災害になりました。
- 例 : 猛獣を倒そうとして落雷させたら、 山火事になって集落が全焼した。
- 例 : 食料を与えようとしたら、 大量すぎて腐り、 疫病が流行った。
※ 「4 以下」 である限り、 ダイスは何個でも追加できますが、 足せば足すほど 「合計 7 以上 (大惨事)」 のリスクが高まります。神の力加減は難しいのです。
3. お気に入りの個体
タロットのコートカード (ペイジ、 ナイト、 クイーン、 キング) が出た時、 それは英雄候補 や 気になる若者の登場を意味します。これを 『お気に入り』 と呼びます。
『お気に入り』 が関わる判定の時、 あなたは特別に最初からダイスを 2 個振って、 高い方を採用するという恩恵を与えても良いでしょう。まさに神の加護ですね。
4. 文明の発展
ただ生き延びるだけでなく、 彼らが以下の目標を達成した時、 彼らの文明レベルが上がります。記録をつけてあげましょう。
- 【火】 : 安定して火を使えるようになった。
- 【言葉】 : 複雑な意思疎通や 「名前」 が生まれた。
- 【道具】 : 石や骨を加工する技術を得た。
- 【信仰】 : 雲の上に 「何か」 がいることに気づき始めた。
プレイ例
観察 :
- タロットを引く。 ソードのナイト (逆位置) が出た。
- 解釈: 「おっと、 部族の若者が一人、 森で猛獣 (ソード) に襲われている! しかも不意打ち (逆位置) だ!」
運命 :
- ダイスを振る。出目は 2。
- 解釈: 「うわ、 ダメだ。このままだと彼は食べられてしまう」
介入 :
- 「彼は先日生まれたばかりの 『お気に入り』 の父親だ。助けねば!」
- 神様ダイスを 1 個振る。出目は 3。
- 状態: 「まだ足りない! このままだと彼は助かるが、 片足を失う (代償)」
もう一押し!:
- 「五体満足で返したい! もう少し力を込めるぞ!」
- 追加のダイスを振る。……出目は 6!
- 合計: 3 + 6 = 9。7 以上なので親切の空回り!
結末 :
- 「やってしまった……。私は彼を助けようと突風を起こしたが、 強すぎて木をなぎ倒してしまった。猛獣は逃げたが、 倒れた巨木が彼の家を直撃し、 食料庫が潰れてしまった……。命は助かったが、 部族は冬の飢えに苦しむだろう」